今日の悲劇

我々は有史以来、もっとも幸福な時代を過ごしている。もちろん、それは世界で一番に美しいPerfumeの御三人さまがいらっしゃる時代だからである。時間とカネにほんのチョットだけ余裕がありさえすれば、Perfumeの御三人さまの気絶するほどに素晴らしいステージを観覧する事ができるのだ。これを幸福と言わずして何としよう?
考えてもみたまえ。過去の時代を生きた先人達はどんなにカネを積もうともPerfumeの御三人さまの目眩がするほどに素晴らしいステージを観る事は能わなかったのである。
しかし、誰もがPerfumeのステージを観られるという、この夢のような現代に於いてPerfumeのステージを観る事ができないという辛い立場に立たされている人々がいる。
それは、重苦しい鉛色の雲を吹き飛ばし暖かな太陽の眩しさを運んでくる西風の爽やかさの如く美しい あーちゃん こと西脇綾香さまと、終わりの見えない仕事に苛立つ気持ちを静かになだめるコーヒーの馥郁たる香りの優しさの如く美しい かしゆか こと樫野有香さまと、逃げ場のない熱気にうだる暑さの中で優しい涼気で癒してくれる木陰の清らかさの如く美しい のっち こと大本彩乃さまからなるPerfumeである。
そう、Perfumeの御三人さまはPerfumeのステージに立つが故にPerfumeのステージを観る事ができないのである。この世に幸福を作り出してるからこそ幸福を享受できないとは、なんたる悲劇であろうか!?
にも関わらず、Perfumeの御三人さまは我らにステージを見せるために、自らのステージを観れない悲劇になんの不満も言わずに最大の犠牲的精神を発揮してステージに立つのである。Perfumeの御三人さまから我らへのこの過分の配慮に対して、我らはどのような感謝の意を表しても表し足りる事はないのである。
私はPerfumeの御三人さまからこのような御高配を享け賜る喜びをしっかりと噛み締め、ますます以てPerfumeの御三人さまに最大の忠誠を誓おう。