捕捉されたので説明とか

捕捉されたので説明とかします。
去年の11月にPerfumeが武道館でライブをやったので久しぶりにココに書いたところ、昔の読者さんに捕捉されて「暫定の暫定アップローダ」が話題に上ってたのを拝見しまして、
「あー、よく考えたらあのアップローダ閉鎖に関して誰にも説明してなかったなぁ」
と気付いたので説明しようかと思います。
あのアップローダは私のメールアドレスを明記しておりました。理由は著作権保持者から削除の要求が来た場合、速やかに連絡を取れるようにという意図を持っていたからです。フタを開けてみれば、来るメールといえば「暗号zipの解除コードは何ですか」とか「rarファイルはどうやって解凍するのですか?」とか「消えちゃったファイルが欲しいんですけど?」とか、そんなメールばかりでした。
ところが、閉鎖する数日前に某音楽著作権管理団体さまから「ちゃんと著作権料を払ってください。詳しくは会員登録のエントリーページに来てネ」という旨のメールをいただきました。メールの文面はネット上で語られる悪の権化みたいな雰囲気は無く、極めて紳士的で道理に適った要求を書いてました。
あのアップローダでカネ稼ぎはしてない上に発生するコストも自腹ですので、「著作権は払えないなぁ」とも思ったのですが、その著作権料が幾らなのか調査してみたところ思いのほか安かったので「あー、これなら払える」と某音楽著作権管理団体に会員登録しようとしました。
某音楽著作権管理団体のウェブサイトに登録エントリーページなる場所がありまして、アンケートっぽいチェックボックス形式の質問に答えて登録するようになってたのですが、その質問の中に
「当著作権管理団体以外の著作権保持者の著作権を侵害してる惧れはありますか?」
という質問がありまして、あのアップローダにはラジオ番組やテレビ番組も普通にアップされてましたから「yes」と答える以外に選択はありませんでした。そして、某音楽著作権管理団体は他の著作権保持者の権利を侵害してる惧れがある人物を会員にするほど愚かではありません。
そういうワケで、あのアップローダを閉鎖しました。
閉鎖させられて悔しいとかそういう気持ちは無くて、「こんなインターネットの隅っこのアップローダが某著作権管理団体から目を付けられるなんて、Perfumeってホントに売れてきたんだな。よかった、一安心だ」という感想を抱きました。